nanacoカードは、セブン&アイの孫会社にあたる株式会社アイワイ・カード・サービス(イトーヨーカ堂の子会社)が発行し、
セブンイレブンで利用できる非接触型決済方式の
電子マネーでです。
ハードウェアには、日本国内で主流となっているソニー株式会社のFeliCaを採用してます。
nanacoカードには、カード型とFeliCaを搭載した携帯電話(おサイフケータイ)に対応した「
nanaco モバイル」がありますが、いずれもサービス開始当初の
nanacoカードへのチャージ方法は、セブン-イレブンの店頭にあるレジでのみ現金チャージが可能となっています。
(
nanacoモバイルは、携帯電話に搭載というメリットを生かすことなくオンラインチャージは不可なのです)。
ただし、2007年秋以降には、セブン銀行ATMで
nanacoカードへの現金チャージも可能になる予定です。
また、
nanacoカード型には当初から標準でQUICPayの機能が搭載されており、2007年夏からは、アイワイカードに紐付けることでQUICPayとして利用することも可能になります。
なお、アイワイカード以外のクレジットカードに紐付けることはできません。
無記名SuicaやEdy、無記名WAONなど他のプリペイド型
電子マネーとは異なり、nanacoカードを利用するためには入会申し込みが必要です。
2007年4月10日から、web上で事前登録が開始され、23日以降セブン-イレブン店頭で
nanacoカードが受け取れます。
その際、
nanacoカード発行手数料300円(税込み)が必要となります。
なお、NTTドコモとauのおサイフケータイで利用できる
nanacoモバイルの場合はアプリをダウンロードするだけで利用可能で、発行手数料はかかりません。
また、
nanacoのカード型は未成年でも入会でき
nanacoモバイルは16歳以上であることが条件で入会出来ます。
※(15歳以下の場合は親権者の同意が必要です)
※(NTTドコモは2007年4月10日、auは同年4月12日からオンライン入会申し込み及びアプリダウンロードが可能。
なお、ソフトバンク携帯電話のおサイフケータイ機種への対応は2007年秋の予定ですが、
同機種のユーザーが先行してカード型を取得しても
nanacoモバイルへの残高・ポイントの移行はできません。)
残高不足の場合は現金または別の
nanaco(カード/モバイル、最大5つまで)を併用して決済できるのが特徴です。
また、残高不足の場合には追加チャージすることもでます。
nanacoカードの年会費は、カード型、nanacoモバイル共に不要です。nanacoカードへのチャージは1000円単位で行い上限は2万9999円となっています。
nanacoカード発行手数料の支払いなど、ごく一部の商品を除くほぼ全ての買い物に使用することができます。
セブン&アイの各店舗で利用できる予定でですが、まず2007年4月23日より東京都の町田市を除く東京都内のセブン-イレブン約1,500店舗で開始し、5月14日からその他の関東地区と東北エリア、新潟県でも開始。
5月28日からは、日本全国のセブン-イレブン全店舗で利用できるようになりました。
なお、イトーヨーカ堂、デニーズ等での利用は、2007年秋以降の開始を予定しています。
尚、過去に北海道限定で「セブン-イレブンポイントカード」なるポイントカードがありましたが、
nanacoの開始にともない、3月31日には新規登録受け付けを、5月15日にはポイント加算を終了しております。
また、7月31日までに道内のセブン-イレブン店舗で
nanacoカードを申し込む際にセブン-イレブンポイントカードを提示すると、通常300円かかる発行手数料が無料になります。
ただし、ポイントが残っている場合は
nanacoポイントおよび
電子マネーに交換できないので、なるべく事前にポイントを使いましょう
セブンイレブンをはじめ、今後セブン&アイ各店に設置するリーダライタは、
nanacoカードだけではなく、他の
電子マネー(Edy・Suica・iDなど)の対応も視野に入れており、マルチタイプとなっています。
まずは2007年夏以降、QUICPayの利用が可能となる予定です。
2007年5月31日現在で、
nanacoカードの発行枚数は200万枚に上っており、カードとモバイルの比率は、9:1の状況です。
尚、
nanacoカードを端末にかざした際に出る効果音は「ピュリーン♪」であり、Edyの「シャリーン♪」に文字が似ていますが、実際は全く違う効果音が楽しめます。